コーヒーとシロップ

今日から小麦田の耕耘の再開です

毎日、何だかんだと色んな機械で色んな作業。
飽きが来なくてネタにも困らなくて良いのですが、1番肝心な小麦の播種が進まない事には気が休まりません。

今日と明日で5haの面積を播種の予定。
僕が朝から耕耘し、午後からは後輩が播種を始めます。

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この地区は、地元から南へ5キロ程の場所にあります。
全体に40〜60aの大きな圃場が並んでいますが、地元よりも湿田で乾きにくい麦田です。
播種の日にちがここまで伸びたのも、その乾きにくさが原因です。

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耕耘して少し時間を空けると、土が乾いて播種の具合が良くなります。
その為には、播種とのタイムラグをキープし続けなくてはいけません。
明日の午前中までに5haの耕耘を終えるのが理想です。

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堂々と圃場内に存在する電柱の支線。
こんなの1本でも作業効率は割と下がります。

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昼に会社に戻る前に、朝に耕耘した圃場の乾き具合をチェック。

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うーん。まぁイケるでしょ。
月曜・火曜と雨が降る予報です。どっちにしても播種するしかないのです。

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午後からの後半戦

普段は飲まない微糖のコーヒーなんか会社から持ってきました。
どうにも甘くて駄目だなぁ。

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鳥たちも、餌を求めてスタンバイ。
アオサギ、カラスに加えて今日はケリもいます。
春先はつがいで巣を作るケリも、この時期は5〜6匹の群れで行動します。
兄弟なのかな?とも考えましたが、ケリの産む卵は一度に1〜4個くらい。
数が合いません。

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本日の耕耘の目標面積まであと60a。
これなら3時に少し休憩出来そうと思っていたら

サーフロータリーが壊れました!

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ドライブシャフトが回っているのに耕耘爪が回らないのです。
ギアボックスかチェーンが壊れたようです。

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予定がーー!予定が狂ってしまう!

イセキに修理を要請し、会社でTJV983とTJV75を入れ替えて来ました。
3時に休憩出来ると思ったのに……

しかしTJV75が担いでいるロータリーは、MXR2410。
ふつ〜のロータリーです。

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浅く素早く耕耘するサーフロータリーなら時速4.2〜4.8kmのスピードで耕耘可能ですが、普通のロータリーでサーフに近い仕上がりを目指すなら
時速2.0〜2.5kmが精一杯。

これは全然進みません。

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サーフロータリーと比べると半分のスピード。
(文字通り)日が暮れてしまいます。

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予定していた耕耘を30a残して今日は終了。

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サーフロータリーはイセキの営業所に引き取られて行きました。
直るのは来週になるそうです。
明日もこのロータリーで耕耘するしかありません。

文明の利器サーフロータリーの有り難みを噛み締めた夕暮れでした。





革命機ジアス

朝方まで雨が降っていました

午前中は豆刈りが出来そうもありません。
それでも強い風が吹いています。じきに乾いて来るでしょう。

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今日は大豆を刈ったあとの(明渠)溝掘りです。

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僕がこのジアスNT43で溝掘りを始めて、やっと100時間くらいです。
まだ若社長の腕前には遠く及びませんが、少しずつ溝掘りの事が分かってきました。

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このジアスは、我が社のターニングポイントになった機械です。
若社長が、溝掘りの為だけに買ったトラクター。

「溝掘りの為だけにセミクロジアス!?なんという贅沢!!」

と思われたなら誤解です。

湿田での転作小麦を成功させるには、排水の溝掘りは最重要課題と若社長は考えました。
受託も合わせて60ha以上も小麦の作付けをする我が社には、効率的な溝掘り専用機が必要だったのです。

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ずっと最前線で溝掘りをして来た若社長が、今年から僕に「溝掘りを乗れ」と言ってくれました。
先にも言ったように、溝掘りは転作小麦の最重要事項。
これは意地でもマスターしなくてはいけないオペレーションでした。

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農機オペレーション上達に必要な要素は3つ。

センス✕理解✕時間

です。
運転センスはもちろん大事。
『理解』というのは、機械の構造、カタログデータやスペックや農法に詳しいのとは違います。
機械の道理、土の道理、圃場の道理を感じ取る力です。
生粋のオペレーター農家は成人するまでに備えているものですが、建築屋生まれの僕には苦手とする分野です。

あとは『時間』
とにかく量をこなす事です。
100時間乗れば、やっと入り口に立った気分。
僕は、耕耘は4000時間、代かきは1800時間、稲刈りのコンバインは1500時間、乗っています。

ただ、漫然と長時間乗っていても上手くはなれません。
常に、考えて考えて、集中して試行錯誤してを繰り返してコツを掴むのです。

上手い人からコツを聞くのも手段ではありますがーー
人からのヒントと言うのは、そもそも自分が受け止められるだけの技量を持っていないと、聞いても無意味なのです。


雨が乾いてくると、快晴の冬空が姿を見せました

風はいっそう強く、冷たさを増して来ました。

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どうも掘った溝の仕上がりが気に入りません。
溝掘り機の底面のフラットバーが、大分すり減っているようです。

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ちょうど替えのフラットバーがあるので交換。
ジアスの狭いシート裏に、KTCのラチェットセットが乗っていました。

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うーん。いざ外してみると、そこまで消耗してないのか…?
でも実際仕上がり悪いしなぁ…
せっかく外したので交換。

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3時に近くの自販機で飲み物を補給。
迷った挙げ句にコーンスープを買いました。
これを飲むようになると、いよいよ冬が来たんだと感じます。

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さぁ、もうひと頑張り。

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最後の圃場では、隣で後輩が豆刈りをしていました。
今日は強風で除草剤散布が出来ないので豆刈りを後輩に回して、僕が溝掘りになったのです。

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現状7人いる従業員で、メインオペレーターは僕とこの後輩だけです。
あと1人!
オペレータークラスの従業員があと1人いれば、仕事はもっと上手く回るのになぁ!
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インターネット経由の発信で有名になり、逆輸入的に地元の若者に呼びかけオペレーター希望者を探す。
それが3年前に始めた『タケトラプロジェクト』です。
ツイッター、ブログ、YouTube。
発信に関しては一定の成果を得られていますが、肝心の地元の若者へはイマイチ届かず。
うーん。我が社にはあんまり時間がないなぁ。

大豆ですから

足回りの壊れた汎用コンバイン(2号機)は、昨夜イセキに引き取られて行きました

先にクローラが切れそうでイセキに入院していたコンバイン(1号機)と部品を合わせて、急遽使えるようにしてもらうのです。


コンバインが来るまでは豆田の草取りをして時間を潰します。

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9時過ぎに若社長から「コンバイン来たよ」と電話がありました。

先にイセキに入院していた1号機に、2号機のクローラを着けたようです。
急な要請に応えてくれたイセキの営業所に感謝です。
本当に頭が下がります。
工場長、ツイッターでネタにしてごめん。

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取り敢えず快調〜と言いたい所ですが…
この1号機は排出の調子が非常に悪い機械です。
5年くらい前から、モーターを替えホースを替え色々直して貰いましたが、ついに直りませんでした。


グレンタンク満タンの状態から、排出が完了するまで10分以上かかります。
ちょっとした休憩です。

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比較的に綺麗な圃場で、一応動画も撮影しておきます。

撮る前から分かります!この動画はウケない!

4000再生行ったら御の字でしょう。

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刈り終わったそばから、後輩が豆田あとに除草剤を散布して行きます。
豆を刈り終わったあとは小麦を播種するので、ラウンドアップを散布するのです。

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大豆大豆。埃っぽい大豆刈り。
ガタガタの足回りに、楽しくない乗り心地。
アクセル全開の騒音に、悲鳴を上げる機体。

余裕なのは脱穀機だけ。これは大豆の出来が悪いからです。

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収穫した大豆。
去年の全面倒伏した大豆よりはいくらか綺麗です。
ちょっと小粒に見えます。

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昼休みの会社。
今日もブロッコリーの出荷が行われていました。

ブロッコリーの出荷は来年まで続きます

始めのうちは規格外のブロッコリーを貰うと嬉しいもんですが、次第に家の冷蔵庫がブロッコリーで埋め尽くされるようになります。

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鮮度の高いブロッコリーの美味しさに慣れていると、スーパーのブロッコリーが食べられなくて困ります。

午後からも孤軍奮闘の大豆刈り

ああ埃っぽい。先々週から鼻と喉の風邪をひいています。
マスクをしていても非常に辛い。
加えて、風上で誰かが派手な野焼きをしています。煙が一面に立ち込めて煙くてたまりません。

ちくしょう。『田舎の空気は綺麗だ』なんて、誰が言い出したんだ!

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4時すぎに、なんとか予定していた圃場まで刈り終えました。
コンバインの燃料も空っぽ。ポンコツながら頑張ってくれています。

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流れるような雲に、西からの強い風。
秋の名残を押し出して行くような風です。

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夜には雨が降ると天気予報が言っています。
そして、雨が上がったら一気に冬が来るとも。

今年もあと1月半なんて信じられません。
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タケトラそう

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