社長が見てるぞ!

今日は隣町の自社の田んぼを刈りに来ました


残念ながら、今年のお米の出来はイマイチです。
昨年も猛暑と台風で不作の年でした。
今年は猛暑と日照不足かなぁ……

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何だか、暑さにお米が着いていけてないように感じます。
草ばかり強くていけません。

例年ならフレキシブルコンテナ3本採れる田んぼが2本半。

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この地域は、住宅地の中の田園地帯。
貫く県道にはひっきりなしに車が通ります。

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刈るのは簡単。ただ、籾の排出と移動が気を遣います。
コンバインは大きい道を堂々と走る事は出来ません。

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田んぼが乾いていて道路を汚さないのは幸いでした。
しかし、次の田んぼへの道が社長の稲刈りチームて塞がれています。

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仕方ないので大きく迂回。

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この圃場、右が営農で左が自社の田んぼです

いくらなんでも境界が分からなすぎて、軽く足で踏み分けておきます。

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ここでも非常に困るのが、籾車の置き場所です。

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西の新興住宅地から県道に抜けるために、農道を通る車の多い事多い事。

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「ここは農道だぞ!農作業者優先だ!」
なんて議論は、不毛です。
地主さんやお客さんから依頼を受けているとはいえ、どちらかというと僕らの方がよそ者。
時は金なり。農繁期の時は黄金なり。
揉めても時間の無駄です。車が来たら「すんませ〜ん」と言ってとっとと退かすのが1番です。


次の田んぼには恐ろしいトラップが隠れていました。

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コンクリート柵版に物騒なハチの巣。
すかさず助手のおじいちゃん達に近寄らないように知らせておきます。

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最後の圃場を刈っていると、隣に社長が入りました。

社長は、周りに人がいるとシャカリキにスピードを上げる男です。

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特に、隣に一番弟子の僕がいるとなるとハリキリマックス。
秒速2.1mくらいの全速で刈っています。

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そんな社長を横目に、僕も全速で刈り終えました。
昔は僕がコンバインに乗るたびに小言を言ってきた社長も、気がつけば何も言わなくなりました。

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それは僕にとっては、嬉しくあり、寂しくもあります。
自分以外の誰も認めず、いつも尖っていた社長が、今更しおらしい年寄りになろうなんてズルいですよ!
僕の愛する社長は、ずって尖ってて!

溝掘りプロ・スカウトキャラバン

見事な虹が掛かりました!!

昨夜は嵐のような雨でした。
朝になりスッキリと青空を覗かせましたが、強い風が残りました。

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午前中は、昨日掘った麦田の溝の手直しにやって来ました。

昨日まで溝掘りに絶好のコンディションだった麦田は、まったく水田に戻ったようです。
圃場はグチャグチャ。溝は水で満たされています。

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崩れた場所、綺麗に掘れていない場所を中心に見て回りながら備中鍬で直して行きます。

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溝掘り機を反転させて掘る隅は、どうしても手直しが必要になります。
あ〜しんどい。
しかし、これをキチッとやっておかないと麦田が乾きません。
そもそも湿田で転作小麦を作るというのは、なかなかの無茶。
本来の田んぼの摂理に反する行為です。

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昼休み、発泡スチロールのトロ箱に50個くらいの桜餅を持った若社長が
「そう、桜餅食う?桜餅!」
と桜餅をくれました。

一体何があったんですか?

「皆はどこに行った?いないなぁ参った」
とボヤきながら去って行きました。

一体何があったんですか!?

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昼からは濡れた稲穂も乾き、稲刈りの時間です

地元の残りを刈ってから、南のエリアを刈っている後輩と合流する予定です。

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強い風に爽やかな空。
昨夜の嵐が過ぎてから、空気が一変しました。

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ただ、ちょっと雨は振り過ぎました。
カリカリの田んぼも、あっという間に湿田に逆戻り。

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5トン近い重量のHJ6123で狭い圃場を曲ると、強烈に掘ってしまいます。
あ〜あ、せっかく乾いてたのに…

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地元を刈り終え、後輩と合流しました

後輩は若社長のHJ6120で慎重に稲刈りをしていました。
大型コンバインの運転に必要なのは、とにかく場数と度胸。
気が優しくおとなしい後輩には、ややハードルの高い条件です。

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僕がこの農業法人に入ったのは13年前です。
当時は今の妻と同棲をしていて、早く結婚をしなくてはと思っていました。
その為には、入社時他に5人いた年上の従業員すべてを追い越す覚悟が必要でした。
自腹で大型免許を取り、フォークリフト等の作業資格も揃えて、社長に何度も「給料を上げてくれ」と直談判しました。
今思うと、勝ち気で生意気な小僧だったと思います。

多くの農家がそうかも知れません。
数ある技術を、手とり足取り教えてはくれないのです。
(教えるには教える為の技術が要るのです)
職人気質な社長達は、自分の感覚を言葉にして教える事を苦手にしていました。

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2台でかかればあっという間。
予定の稲刈りを無事に終えました。
ただ、予想以上に圃場が柔らかくなっていて、かなり荒らしてしまいました。

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土手で念入りに掃除をして明日に備えます

明日は総出で隣町の稲刈りです。
住宅地だから、圃場がどれ程柔らかくなっているかが心配です。
道路掃除が大変だぞ〜。




明日とジアスと年貢の納め時

麦田の溝掘りに来ています

ここは地元の集団営農の麦田です。

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とんでもない草で、もとの溝がまったく見えません。
それもその筈、今年のこの集団営農の除草剤は、例年よりも1ヶ月以上遅れて散布されたのですから。

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昨日のブログの画像です。
この地方の麦田は、刈り取り後から播種までに2回除草剤散布を行います。

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この集団営農はブームスプレイヤを所有しているので、自分達で除草剤散布をします。
ですが、高齢化で多くの人が作業に消極的になっています。
それに加えて今年は、前営農会長が入院していたせいで声を上げる人がいなくなり
思いっきり草が生えました!

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何にも見えません!
少し離れた場所で、申し訳なさそうにしている男性がいました。
どうも新しい営農会長のようでした。


お昼に会社を戻ると、協力業者からお米が引き上げられていました

後輩達は年貢米配りを始めたようです。

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年貢米とは、会社が預かっている田んぼの地主さんに賃料として払うお米の事です。
地域や人によって呼び方が違う場合もありますが、うちでは年貢米と呼びます。
これを配達するのがなかなか大変です。
なんと言っても、農村の住宅地は同じ名字の家が必ず何件も連なっているのです。
書類の名義がとうの昔に亡くなった先代の家も多く、最近は防犯の為なのか表札を掲げない家も増えて来ました。

午後からも溝掘り

営農の溝掘りを終えて、自社の麦田の溝掘りです。

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一応、自社の麦田の溝掘りは終わっているんですが、時間もあるのでダメ押しの手直しです。
前に掘った時は、溝の中に水が溜まっていて綺麗に掘れなかったのです。
今は適度に乾いて、溝掘りには絶好のコンディション。

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パラパラと雨がボンネットを濡らします。
『天気は下り坂』とか『雨が降るぞ』とか先週から言われていますが、未だにまとまった雨量になっていません。
降り過ぎも駄目だけど、乾き過ぎも心配です。

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10月とは思えない暑さも不安定な天気も、嫌な胸騒ぎを覚えます。
今、このブログを書いている21時現在、外は嵐のように風が吹き荒れています。


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最近はずっと、天気に見放されっぱなし。
お米はイマイチ。草と害虫は元気。畑はカラカラです。
猛暑による不作も、2年続くと強烈に不安になってきます。

温暖化って本当なんだな…。
でも、農業機械の排気ガスを悪者にして何になるんでしょう。









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