子供の知らない機械

昨日の仕事で歩き疲れた体を引きずって、今日は長女とお出かけです

ファイト一発!

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昨夜から次女が軽く熱を出しました。
薬も貰っていて心配もないので、次女は妻に任せて長女と2人で岐阜県各務原のイオンモールにやって来ました。

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昨日は、妻が長女の保護者懇談に行きました。
先生やスクールカウンセラーの話では結構、学校生活に苦戦しているみたいです。

最近は少し卑屈になってしまって
「私なんて」などと口にするようになって来ました。

いい機会なので長女と2人きりで出掛けて、ちょっと甘やかして『長女は僕にとって特別な人間だ』と分からせてあげるのが目的です。

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わざわざ各務原のイオンモールまでやって来たのは、海外玩具の販売メーカー『ボーネルンド』の運営する室内遊戯室チェーン『キドキド』が目的です。

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小さな子供を持った親なら一度は行ったことがあると思うのが、ショッピングモールの室内遊戯施設

大体、10分刻みでまぁまぁの料金が取られる割に中身はヒジョーに微妙なものが多いです。
「1回行ったらもういいや…」って感想を抱く人も多いと思います。
その中でも、このキドキドはかなり洗練されていてリピーターも多いです。

まぁこのブログは子育てブログでは無いので、今日の要点はそこじゃありません

キドキドの受付には、ボーネルンドが取り扱っている玩具が販売されていて
その中にヨーロッパのミニチュアカーメーカー『siku(ジグ)』のトラクターがディスプレイされているのです。

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なんというクオリティ!

別にトラクター好きでも何でもない、職業オペレーターの僕でも欲しくなります。

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ニューホランド、クラース、ジョンディアにマッセイ・ファーガーソン等
イオンモールでこんなトラクター達に出会えるのは驚きです。

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ヨーロッパの子供達は、当たり前にこんな玩具で遊ぶのでしょうか。

日本で日本製のトラクターの玩具を手に入れられるのは、農機展示会好きのマニアくらいです。
それでもクオリティはとても微妙。
玩具屋なら、トミカに申し訳程度にヤンマーのYTがある程度。

残念ながらトラクターは、普通の子供が知らない機械です

トラクターTwitterをやっていて、トラクターYouTubeを投稿していて、トラクターブログを書いている僕も、トラクターという機械を認知したのは22歳でこの仕事に就いてからです。

「このタイヤの付いた耕耘機、トレーラーでしたっけ?えっ、トラクター?」

というくらいの認識でした。※本当です。

日本は本当に不思議な環境です。あらゆる場所に田んぼがあるのに、その田んぼでどんな営みが行われているか正確に認識しているのは農業者だけ。
多くの人が田んぼに興味がありません。

たとえば僕の受け持っているトラクター

TJV983ブルーメタリック

最新ではないにしても、かなり格好いいと思って気に入っているのにーー

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通学団の小学生や、保育園児などに羨望の眼差しで見られることはほとんどありません。
こんなの絶対おかしいよ。

需要がないから、国内玩具メーカーもトラクターの玩具をあまり作らないのです。

売ってないから手作りで、こんなブロックトラクターを作るに至りました

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DAISOの100円ブロックで作った、トラクター、コンバイン、トラック。

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これを作っていても長女に、
「え〜〜お父さん、またトラクター作ってるの〜?」
と呆れられます。

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トラクターが日本の子供達の憧れの乗り物になる日は………
来ないよなぁ…








晴れは短し歩けよ男子

雨上がりの朝

やって来たのは小麦田の刈りあとです!


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小麦田は、7月の終わりにブームスプレイヤで全面に除草剤散布する予定ですが、溝周りの草が高くなり過ぎたので急遽、人力で除草剤散布に来ました。


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何度もここに書いていますが、湿田地帯で転作小麦を作る為に、この地方では10m毎に深い明渠(溝)を切ってあります。
その溝周りは、田んぼの畦畔と同じ草管理が必要です。

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これが、中々大変です!


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なにせ、ここらの圃場は100m刻みで整備されているので、溝1本も90mあります。
これがすべての麦田に10m毎に刻まれているんだから、除草する場所が大量です。

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加えて我が社の除草剤散布は、人力の散布機を使います。

みんな大好き、みのるの『桃太郎(ジュニア)』

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この桃太郎シリーズ、昔は大容量が『桃太郎』で、12リットルの中容量がピンク色をしていて『桃子』という名称でした。
今は12リットルは『桃太郎ジュニア』になっています。

今思うと『草退治 桃太郎』でも良く分かんないのに、『草退治 桃子』とか意味不明です。

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この桃太郎ジュニアに、満タンに除草剤を入れて15kgくらい。
大した重さではありませんがーーー

とにかく距離があります!

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歩く歩く、除草剤を補給してまた歩く

ブームスプレイヤで除草剤散布するまでの繫ぎなので、しっかりと散布する必要はありません。背の高い草の生育を抑えるくらいで充分。
満タンで、およそ200m散布出来ます。

農業者の資質は数あれど、最も重要なのがやはり健脚であることです。
歩くのを敬遠する農業者は、農機のオペレーションでも横着になりがちです。

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朝の曇天が嘘のように晴れました

しかし、とんでもなく蒸し暑い。
知り合いの業者の管理している植木林で休憩です。

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午前・午後、歩きっぱなしでのべ7時間。

毎朝の徒歩通勤で健脚には自信のある僕ですが、30℃のなか15kgを背負って7時間歩くのは辛いです。

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土手に立派な蛇の抜け殻が落ちていました。

いつもなら、拾って詳しく調べる所ですが、体力が残ってないので痛恨のスルー。許せ、ぬけがらよ。

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3人で1日で、700リットルの除草剤を人力で散布しました。
水路で疲れた足を冷やします。

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ブームスプレイヤ等の機械なら、700リットルの除草剤を散布するのに30分もかかりません

それを人力で背負って、自分の足で圃場を歩いて散布するとまぁ大変。

それでも僕は、圃場を自分の足で歩く事をとても大切に思っています。
便利な機械は、気を付けないと人を慢心させます。
すなわち、機械の性能を自分の能力だと思い込んでしまうのです。

僕は、自分の財産でもない会社の機械を預かって仕事をする身です。
だからこうして、ヘトヘトになるまで歩いて圃場と向き合える仕事をする事で、農業機械に対する感謝を忘れないでいたいと思っています。















カボチャのチャチャチャ

今日は梅雨らしい雨

少しでも晴れの日は除草剤散布に追われています。
だから散布の出来ない雨の日も、やるべき事が溜まっています。

今朝は、この田んぼの土手を直しに来ました。


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排水口周辺から水が漏れて、土手が崩落しているのです。

ここら一帯は畑砂のような土質で、水保ちが大変悪い地域。
週に2日しかない水引きの日にたっぷり水を入れないと、翌週の水引きまで保たないのです。

この土手は何度も土を盛っても、多めに水が入ると崩落してしまう困った場所でした。
ここの畑砂は土手も盛るのにも向いてないのです。

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とりあえず、掘り返して崩落の原因を追求します

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なるほど!

幅が2m以上の土手に、排水の土管が2本継いで埋まっていました。
その継ぎ目から水が漏れるせいで、土手の内部が浸食されていたみたいです。
排水口はもう1箇所あるので、ここは潰してしまいます。

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土管を撤去して一度会社に戻ります。
土手の土は水と一緒に流れてしまっています。
会社で、土手を埋める土を用意しなくてはいけません。

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と言う訳で、会社の土場の苗捨て山の土を、ローダーで積みに来ました。

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小型のクローラダンプに山盛り積んで

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クローラダンプを4トン車に載せて現場へGOです!

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そのまま、掘り返した場所に苗土を投入します。
コンクリートそばの土管穴は塞いで、布で養生。

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うん、完璧。これなら大丈夫でしょう。

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機械を洗って片付けて、午後からはカボチャ磨きの手伝いです


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コンプレッサーとタワシを組み合わせたブラシでカボチャを磨きます。
※丁度今日、動画を作りました

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その磨かれたカボチャをひたすら、パレットに並べるシンプルな仕事。

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シンプルながらキツイ!シンプルにキツイ!

1〜2キロのカボチャでも、何百個も並べるのは大変です。

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トラック1車分のカボチャ。

なんとか5時までに終わらせたい!

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我が社は米の農繁期以外は残業をしません。定時厳守です。
これは、5時に帰れると言うよりも5時までにケリをつける。
と言う事です。

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全部終わって、4時45分!

稲作しか収入の無かった我が社が、冬のブロッコリーと夏のカボチャに着手して10年近く経ちました。

この地域の稲作法人はトラクターのオペレーションを主な仕事とする為に、屋号に『トラクター』と付きます。

我が社は『東川トラクター』と言います。
そんな我が社も夏冬の野菜の比重も重くなってきました。
主に野菜を担当しているブラジル人の後輩は

「もうここは、『東川トラクター』じゃないヨ!『東川ブロッコリー&パンプキン』ダヨ!」

と良く笑っています。



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