2019年10月

郊外農業あしたはどっちだ

住宅地の稲刈り3日目です

連日の雨で湿田なのもさる事ながら、とにかく圃場が小さい!
あっという間に刈り終わって、すぐに移動。
稲刈りそのものよりも道路掃除の方が時間がかかるくらいです。

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どこもかしこもこんな具合です。
車体高をいっぱい上げないとコンバインの股下を擦るくらいです。

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これが今日のルートです。
泥に汚れたコンバインの足回りでは、これだけの経路を汚すのもヒンシュク物。

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どの田んぼも一反に満たない狭小田ばかりです。
これは3a。

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こっちは3.3a

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ここで5.3a。あ~もう狭い!

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12枚刈り終わってこの地域はクリア。ここから国道を挟んだ南へ向かいます。
積載車にコンバインを載せて、経路をざっと掃除します。

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南へ移動してから田んぼにコンバインを入れた所で、先程の地域で道路掃除をしている籾運び助手のおじいちゃんから電話がありました。
先程刈った田んぼの入り口の前の家の人が

「道路の泥汚れを水洗いしろ!」

と怒っているそうでした。
田んぼ前の道路は、農道なのか生活道路なのかすこぶるグレー。
スコップと箒の掃除では足りなかったようです。

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住宅地の稲作には、往々にしてこういう事があります。
コンバインを田んぼに放置して、会社に水を取りに行く事になりました。
会社まで片道20分。

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除草剤散布用の動力噴霧器に水を入れて持っていきます。
真水200リットルもあれば足りるでしょう。
デッキブラシも持っていきます。

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助手のおじいちゃんと合流して、3人で30分かけてアスファルトを掃除しました。
一反に満たない田んぼの出口掃除に、1時間半のロス。
1時間半あれば狭小田でも30a分くらい刈れたなぁ。

コンバインの元に戻って、そこから20a程刈りました。

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何ともやりきれない疲れを残して、今日の稲刈りは終了しました。

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うるさい・ほこりっぽい・汚す
稲作は、こうも人々から疎まれる存在なのかと思うと悲しくなります。
年々仕事がやり辛くなって来ました。
郊外農業、明日はどっちだ。

令和たぬき合戦ポンポコ

尋常じゃない霧の朝

愛知県西部は、早朝から濃い霧に包まれていました。

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霧の粒が大量の朝露になって、稲から道路からベタベタに濡らしています。
当分稲刈りは出来そうもありません。
土場で、先日の最終でやりそびれたコンバイン掃除とチェーンの注油を済ませます。

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ちょっと刈り取り部の部品を追加。
このコンバイン、HJ6123は、納車から半シーズンだけ副社長が乗って「乗りにくい!」と僕に回ってきた物です。

副社長の手によって、メンテナンスに邪魔な部品は全て取り払い済みです。
しかし、たまに外してはマズイ部品も外してトラブルを起こす事があります。
今回は過去に外されたスターホイールの巻き付き防止ガイドを取り付けました。

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掃除を終わらせて、これまた先日に地主さんに頂いた名古屋銘菓『なごやん』を食べました。
生まれも育ちも尾張一宮の僕でも、食べるのは初めてです。
なんというか……普通のおまんじゅうの味!
ブラックコーヒーと、とても合います。

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現場に着いてもなかなか稲は乾かず、稲刈りを始めたのは10時半からでした。

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雨でグチャグチャ。思えば昨日の雨も結構な量が降りました。
クローラの泥を掻き出してから圃場を上がります。

籾運び兼助手の二人には入念な道路掃除を頼んで、ひとり次の圃場へ向かいました。

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午後からの1枚目はお客さんの田んぼ。
コンクリートそばまてギッチリ手植えされています。これは機械では刈れません。
去年はコンバインで無理に刈ろうとしてステップをコンクリート杭にぶつけました。

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助手のおっちゃんと2人で手刈り。1条を30m程度と言っても結構な量があります。
うーん捗らない。余分な仕事だなぁ。

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次の圃場もドロドロ湿田。
ここまでドロドロだと、もう諦めの境地です。

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今度は大きなヒレタゴボウの生えた圃場

とりあえず1人で草を取りながら刈ります。大物のヒレタゴボウさえ片付ければ、あとは楽に刈れました。

しかしおかしいな。ここも除草剤散布したと思ったけどなぁ。
ヒレタゴボウがこのサイズまで育つって事は、散布し忘れたのかな。

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最後の圃場には狸が潜んでいました

寸での所でコンバインで轢かずに済んだのは幸いでした。
例年なら地元で数組は見ますが、今年は見かけませんでした。

この田んぼは地元よりもかなり住宅地にある田んぼです。
狸って意外とどこにでもいるのだな、と関心しました。

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最後の圃場を刈り終えて今日は終了。
スタートが遅かった分、全部で9枚しか刈れませんでした。

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明日は朝から刈れるかな。
いい加減稲刈りも飽き飽きして来ました。





地獄のクランクアップ

布団から天井を見るのは久しぶりに感じます

今日は雨。朝、社長に電話を入れると
「別に休みでええぞ」との事。
休ませて貰う事にしました。

先日娘から貰った風邪もあり、体は疲れ切っています。
休日は家の事を精力的に片付け、残った時間は動画編集に使っていました。

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次女を保育園に送りがてらパートに向かう妻に
「ごめんよ。今日はのんびり過ごさせて」
と言うと
「いいよー。夕食の準備はお願いします」
と言ってくれました。賜りました。

妻がパートで働く事になったのは今年の6月

やっと次女が3歳になり保育園に通うようになってからです。
それまでの8年間は、僕の収入だけで一家生活していました。家は中古、車は1台。酒も飲まないタバコも吸わない。そんな慎ましい僕ら夫婦ですが、1人の稼ぎで生活するのはプレッシャーでした。

日給月給制の農業法人で生活する僕にとって、以前は雨で仕事が休みになるのも気が気じゃありませんでした。
妻が働きに出てくれて、YouTubeもいくらかの収益を生んでいる今は、精神的にはとても楽になりました。
それを思えば、休日の夕食の準備くらい喜んでします。


朝の10時までゆっくり眠って、そこからYouTube動画を1本完成させました。
これは明日30日公開分の動画です。

『10月にはYouTube動画を毎日投稿する』

という目標を掲げていました。
ナンセンスな目標です。一体僕は何と戦っているのか?

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稲刈り動画を連投したら飽きられるのは明白です

ましてや全国的には稲刈りの終わっている地域も多い10月。
僕は自分の根性を自分で試したかっただけなのかもしれません。

昼食に、戸棚にあったカップうどん『どん兵衛』を食べました。
それから横になり、31日分の動画編集。
編集、YouTube投稿、YouTube概要入力、タグ入力、サムネイル作成、終了画面設定を終えて午後2時半。

しまった!夕食の準備があるんだった!

一家で風邪を引いていて、夕方に全員で耳鼻科に行く約束をしていました。
午後4時までに夕食の準備をしておかないと大変です。

味噌汁は……大根とジャガイモとシメジでいいや。

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夕食は親子丼との事だったので、妻が使っているレシピ通りに作ります。
時間がない時間がない。

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4時過ぎに妻が娘達を連れて帰って来ました

僕は車の後部座席に乗り込みました。
妻の運転する車に乗るのは久しぶりでした。

ペーパードライバーだった妻が運転をするようになって7年。とても運転が上手になりました。
必要は上達の母。

風邪の流行っている時期とインフルエンザ予防接種が相まって、耳鼻科は4時に開いたばかりなのに混んでいました。
僕と妻と長女は風邪の診断。鼻水の酷い次女はアレルギーとの事でした。
最後にインフルエンザの予防接種の予約をしようと聞くと、予約がいっぱいで次は未定と言われました。
これは困った。

3年前はノロで一家全滅。

一昨年はインフルエンザで一家全滅。
体力的にも経済的にも大打撃を受けました。
去年はインフルエンザの予防接種を受けて、誰一人インフルエンザを貰うことなく済みました。
なんとか早いうちに予防接種をしてしまわないと……

住宅地ドロドロ手刈り強化週間

ブラボー!!北の住宅地の稲刈りにやって来ました!

やりにくいったらやりにくい。
狭い道路に狭い圃場。

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ここはちょっと大きい田んぼじゃない?
と、思うかも知れません。
およそ20aあるんですがーー

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なんと6件入ってます!

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それぞれを刈り分けて、その都度べつのフレコンに排出。
効率もへったくれもありません。
100ha越えの大規模稲作と言っても、こういう圃場も切り捨てられないのが現状。

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『いい田んぼは欲しいけど、効率の悪い田んぼは結構です』
そんな都合の良い事を言っている稲作屋に、チャンスは巡って来ないのです。

それにしても、今年の住宅地田んぼはグッチャグチャ

いくら何でも雨が降り過ぎたんですね。
ここまで酷いのは何年ぶりでしょう。

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何度か書いていますが、周りが埋め立てられてポツンと残った田んぼは湿田になりやすいです。
建物の影で乾かない、排水路がおざなりにされる等の原因がありますが、もうひとつ
周りがアスファルトとコンクリートだらけで、雨水の染みる場所がないのです。
大雨が降ると、周辺の多くの水が田んぼに流れ落ちます。

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午後からは、やっと少し良い田んぼ。
倒伏なしで圃場も固く、13a程度あります。
不思議なもので、住宅地の狭小田んぼ群の中にいると13aも相当大きく感じます。

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喜んで刈っていたのも束の間……

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コンバインのバリカンが割れました。丁度寿命だったんです。
去年交換してもらってから200時間以上経過しています。
イセキの工場長に来てもらいました。

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工場長から位置情報を送ってくれとラインで言われて、送るとすぐに駆けつけてくれました。
便利な時代になったものです。
昔は電話口で田んぼの現在地を伝えるのはとても大変でした。

だって、みんな田んぼはなんですもん!

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凄腕の工場長にあっという間にバリカン交換をして貰いました。
(YouTubeもブログも、身近なイセキの人達に監視されているので、滅多な事は言えません。ノーイセキ・ノーライフ!)

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その後の狭小田は、コンクリート端まで執念の手植え。これはコンバインでは刈れないので手刈りします。

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まったく…湿田を歩き過ぎて長靴がドロドロです。
こんちくしょーめ。

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本日の稲刈りは最後までドロドロ狭小湿田でした。
住宅地の為に、籾運び助手の2人は道路掃除に追われ、その間に僕が1人稲刈り。

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近隣に気を使いながら、頭を下げながら作業は続きます。
埃・騒音・泥。
近隣の住民が田んぼを疎ましく思うのは自然の流れでしょう。
憎まれず、憎まず続けていけたらなぁ。


さよならレンコン地帯

久々に、倒伏なしの大きな圃場からスタート

30aあります。
この地域のお客さんの田んぼは全て刈り終えました。
残っているのは自社の田んぼだけです。

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しかし、快適な田んぼは最初の1枚だけでした
次に入った変形田は奥がグチャグチャ。

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3枚目の30aは、一面がイボクサだらけでした。

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そこから西へ移動。西側は一級河川の堤防沿いで、湿田が酷くなります。

この田んぼは恐ろしい湿田。
隣の水耕花のハウスが汲み上げる地下水が、常に田んぼを濡らしているのです。

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2年前には、この田んぼで田植え機が深くスタックして、エンジンが水没して廃車になりました。
今回の稲刈りではかなり警戒して挑みました。
ハウス隣のコンバイン2本分は非常に深く、クローラが横滑りしました。
北側の枕は大穴が空いていて端まで寄れませんでした。
結局かなりの稲を手で刈りました。
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ところで、今シーズン150時間目にして初めて爪先をコンクリートにぶつけてしまいました。

雨で休みはそこそこあったのに、疲れが溜まって集中力が落ちているのを感じます。
理由は分かってます。
YouTube動画とこのブログを書くのに、体力を消費しているんです!

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パイプレンチで直します。ごめんねごめんね。

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今度はタデとイボクサだらけの圃場。
今年は本当にタデが多いです。
ヒエとヒレタゴボウの防除に成功して、油断しきっていたのです。

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渋々、右2条刈り。
あーめんどくさ。2条で刈ると刈りでがあるなぁ。

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や〜っと本日最後の圃場……って舐めてんのか!

ここはお宮の木の影になって、毎年十中八九倒伏します。
いやぁ刈れますよ。刈れますとも。
ちょっとメンタルが疲弊してるだけです。
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このレンコン地域も今日で最後。
残りの圃場は社長のコンバイン1台で刈ることになります。

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明日からは若社長や副社長と合流して、住宅地の稲刈りです。
レンコン地帯とはまた違った困難が待ち受けています。
さぁてラストスパートかな。

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