地元の稲刈りから始まった月曜日


今日は社長号・副社長号・若社長号・タケトラ号の4台稼働します。
それぞれが地元の4地域に別れて稲刈り。

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このブログを読んでいる方には疑問に思っている方も多いと思います。

『こいつん所、ライスセンターどうなってんだ?』

実は我が社はライスセンターを所有していません。
地元の農協と、協力業者に完全委託しています。

当たり前解説・ライスセンター
稲刈りした籾はそのままでは食べられないのは勿論、商品にもなりません。
籾を選別・乾燥・籾摺りをして玄米にする必要があります。
それらの設備を備えた場所をライスセンターと呼びます。

愛知県西部には、様々な形体の稲作農家がいて
うちのようにライスセンターを持っていない稲作法人の他にも
  • 稲刈りとトラクター作業はするが田植えは外注する米農家
  • 外部からの籾を受け入れる前提のライスセンターを備えた米農家
  • 稲刈りだけを委託する米農家
等がいます。

コーヒーを飲みながら、籾運びの仲間達と今日の段取りを作戦会議します

まぁ実質ダベってるだけです

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もう9月も終わるとは思えない蒸し暑さ。
寒暖差がないおかげで朝露もなく、すぐに刈り始める事が出来ました。


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去年は出来が悪かった『あいちのかおり』
今年は流石に大丈夫だろうと思っていましたが、長梅雨とそこからの猛暑でイマイチな収量です。

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あいちのかおりは、ゆるく頭を垂れて、枕地は倒伏しているくらいじゃないと駄目です。
今年もピン立ち。あぁ〜刈りやすいなぁ〜がっかり。

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田んぼもカチカチに乾いて楽勝だと思ったら、この圃場は水路の水が染みてグチャグチャです。
なんでこの時期の水路に水があるんだ!?と疑問に思いますが、おそらく近くの蓮根農家さんが引いているのでしょう。
蓮根田は稲田と水が必要な時期がまったく異なるので、こういう事が起こります。

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湿田に強いと言われるイセキのJAPAN。
JAPANは確かに湿田に強いですが、湿田はJAPANに強くありません。
5t近いコンバインで曲がると、田んぼが穴だらけになります。

ちなみに、このコンバインHJ6123は

『Harvester・Japan 6条刈り 123馬力

という意味です。

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この端の放棄林の木は、流石に刈れません。
ノコギリで木を切らせて貰いました。

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午後からは、ライスセンターの籾受け入れ量が確定したので、搬入量を調整しながらの稲刈り。
残しておいた、時間のかかりそうな草の多い田んぼを刈ります。

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この圃場に生えているのはヒレタゴボウ
別名アメリカミズギンバイとも言って、水辺の雑草です。
日本の水田の環境とベストマッチして米農家を苦しめる恐ろしい外来種。
発生時期が他の雑草よりも遅く、気付いた頃には除草剤散布が不可能な時期になっているのです。

水田雑草にはそれぞれ、その雑草に有効な稲刈り方があります。
僕はヒレタゴボウの酷い圃場には、右側3条で刈ります。

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稲よりも背の高いヒレタゴボウは、左の刈り取りから刈ると、縦に脱穀機に入ってきて詰まります。
右の刈り取りを経由したヒレタゴボウは、縦になりにくいのです。

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しかしながら、そんなノウハウも、ズボラな水田管理のたまもの。
優れた機械は、湿田・倒伏・草等あらゆる悪条件でも稲刈りを可能にしました。
それに伴って僕ら大規模農家は、田んぼを悪条件にしない努力を怠るようになりました。

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蒸し蒸しといつまでも暑いままの1日でした。
早生の稲刈りをしている気分です。
「夏みたいな空してるよ」
と籾運びの仲間が言いました。

参るね、まったく。