朝方まで雨が降っていました

午前中は豆刈りが出来そうもありません。
それでも強い風が吹いています。じきに乾いて来るでしょう。

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今日は大豆を刈ったあとの(明渠)溝掘りです。

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僕がこのジアスNT43で溝掘りを始めて、やっと100時間くらいです。
まだ若社長の腕前には遠く及びませんが、少しずつ溝掘りの事が分かってきました。

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このジアスは、我が社のターニングポイントになった機械です。
若社長が、溝掘りの為だけに買ったトラクター。

「溝掘りの為だけにセミクロジアス!?なんという贅沢!!」

と思われたなら誤解です。

湿田での転作小麦を成功させるには、排水の溝掘りは最重要課題と若社長は考えました。
受託も合わせて60ha以上も小麦の作付けをする我が社には、効率的な溝掘り専用機が必要だったのです。

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ずっと最前線で溝掘りをして来た若社長が、今年から僕に「溝掘りを乗れ」と言ってくれました。
先にも言ったように、溝掘りは転作小麦の最重要事項。
これは意地でもマスターしなくてはいけないオペレーションでした。

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農機オペレーション上達に必要な要素は3つ。

センス✕理解✕時間

です。
運転センスはもちろん大事。
『理解』というのは、機械の構造、カタログデータやスペックや農法に詳しいのとは違います。
機械の道理、土の道理、圃場の道理を感じ取る力です。
生粋のオペレーター農家は成人するまでに備えているものですが、建築屋生まれの僕には苦手とする分野です。

あとは『時間』
とにかく量をこなす事です。
100時間乗れば、やっと入り口に立った気分。
僕は、耕耘は4000時間、代かきは1800時間、稲刈りのコンバインは1500時間、乗っています。

ただ、漫然と長時間乗っていても上手くはなれません。
常に、考えて考えて、集中して試行錯誤してを繰り返してコツを掴むのです。

上手い人からコツを聞くのも手段ではありますがーー
人からのヒントと言うのは、そもそも自分が受け止められるだけの技量を持っていないと、聞いても無意味なのです。


雨が乾いてくると、快晴の冬空が姿を見せました

風はいっそう強く、冷たさを増して来ました。

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どうも掘った溝の仕上がりが気に入りません。
溝掘り機の底面のフラットバーが、大分すり減っているようです。

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ちょうど替えのフラットバーがあるので交換。
ジアスの狭いシート裏に、KTCのラチェットセットが乗っていました。

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うーん。いざ外してみると、そこまで消耗してないのか…?
でも実際仕上がり悪いしなぁ…
せっかく外したので交換。

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3時に近くの自販機で飲み物を補給。
迷った挙げ句にコーンスープを買いました。
これを飲むようになると、いよいよ冬が来たんだと感じます。

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さぁ、もうひと頑張り。

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最後の圃場では、隣で後輩が豆刈りをしていました。
今日は強風で除草剤散布が出来ないので豆刈りを後輩に回して、僕が溝掘りになったのです。

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現状7人いる従業員で、メインオペレーターは僕とこの後輩だけです。
あと1人!
オペレータークラスの従業員があと1人いれば、仕事はもっと上手く回るのになぁ!
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インターネット経由の発信で有名になり、逆輸入的に地元の若者に呼びかけオペレーター希望者を探す。
それが3年前に始めた『タケトラプロジェクト』です。
ツイッター、ブログ、YouTube。
発信に関しては一定の成果を得られていますが、肝心の地元の若者へはイマイチ届かず。
うーん。我が社にはあんまり時間がないなぁ。