農業

ビニールハウス張り・両面焼きグリルの刑

お盆休み明けの仕事!1発目はハウスのビニール張りです


毎年、お盆明けにブロッコリーの種蒔きをします。
このハウスはその育苗ハウスです。
元々は花き農家をしていた社長の花き用ハウスでした。

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例年ならお盆前にビニールを張っておくのですが、今年はお盆に台風がドンピシャだったので張るのを控えていました。
(幸いにも愛知県は大した被害はありませんでした。)

そんな訳で仕方なく、種蒔き当日にビニールを張ることになりました。

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若社長達がブロッコリーの種蒔きをしている間に、僕と後輩達合わせて4人で急いでビニールを張ります。

朝から無風で、ハウスのビニールを張るには最高のコンディションです

僕ら4人は平均年齢30代半ばで、従業員の中でも主戦力の息の合ったメンバーです。
毎年台風のたびに、畳んで剥がして張ってを繰り返すこのハウス。
おかげでハウスのビニール張りにはかなり慣れています。
風もないので、1枚目はかなり綺麗に張れました。

しかし、照り返しでめちゃくちゃ暑いです!

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ビニールを張った上から、マイカー線というハウス用の紐で抑えて縛ります。

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両側を縛る必要があるので、片側の後輩にマイカー線の端をガムテープ芯に縛って投げて貰います。
運動神経抜群の彼も、ガムテープ芯を投げるのは苦手そうでした。
おそらく、サッカー部出身だからでしょう。

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今日は暑くなると覚悟して空調服を着てきたのですが、うっかり充電を忘れて1時間でただの長袖になりました。

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ハウス1棟張り終えて、休憩。
しかし、今日張るハウスは3棟あります。
「3枚は無理だヨ!死ぬヨ!」
とブラジル人の後輩は嘆きます。僕もそう思いました。

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2棟目のハウスに取り掛かる前に、ビニールを張った1棟目のハウスに日除けを取り付けます。

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流石に新品のビニールの透明度。
太陽光線をいっぱいに通して、とんでもない暑さです。
し…死ぬ…

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その後、2枚目のビニール(こっちは台風前に外した中古)を張ります。
かなり気温が高くなって来ました。
両側にビニールを張って雨樋を歩いていると、上からの日差しに左右のビニールからの照り返しで地獄。
両面焼きグリルの魚の気分です。

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ビニールを仮り被せの状態で、再び休憩。
ハウス仕事は細かく休憩しないと非常に危険です。

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午後からは更に気温が上がり、35℃を越えました。

昼食もほとんど食べられず、皆グロッキーです。
風のないおかげで、3棟目のビニールまでたどり着きました。

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もはや灼熱と言っていい午後2時のハウスの上

一度の活動時間は20分が限界です。20分作業して10分休憩のペース。
欲張ってはいけません。

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そんなスローペースでもなんとか、
3枚目のビニールを張り、2棟目の押さえのマイカー線も終えました。

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ようやくゴールが見えて来ました。
しかし皆、あまりの暑さに言葉もありません。
コンクリートに直に寝そべっても気にしていられないくらい、我々は疲弊していました。

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頑張っている僕らを見て

「おれも何かしなくちゃ!」

と思った(僕の愛する)社長がユンボで堆肥溜めの山を引っかき始めました。

社長!ーー!邪魔だし、臭いです!!


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4時半までかけて、何とか3棟のハウスのビニール張りと日除け取り付けが終わりました。
途中から若社長が手伝いに来てくれて何とか終わる事が出来ました。
いや〜3棟いっぺんに張るのは流石にキツかった。

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5時まで座り込んで社長や若社長・皆で駄弁っていると、猫社長もそばにやって来ました。
彼女は愛想無しですが、意外と寂しがり屋です。

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あぁ疲れた。台風ってホントに、農家を振り回してくれますねぇ。












プラバントラクターを作ろう

台風が迫っているようです

明日・明後日の天気はどうにも怪しく、今日のうちにお墓参りに出かけました。
山手の霊園に向かう途中、ひなびたセルフスタンドに立ち寄りました。

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なんともレトロなセルフスタンド。
レギュラーガソリンが126円と異常に安いのも気持ち悪いです。

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(カードは怖いので)現金で満タン給油しました。
給油ノズルの満タンセンサーが壊れていて、ガソリンが溢れて給油口から盛大に吹き出しました。

ちくしょう!そんな事だろうと思ったんだ!

山手の霊園に到着すると、パラパラと雨が降って来ました。
上空では強い勢いで雲が流れています。

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その後は安定しない天気が続きました。
土砂降りに雨が降ったかと思ったら、濡れたアスファルトをあっという間に乾かすような風。

帰宅すると、台風に備えた支度を始めました

先月長女が学校から持ち帰って、庭に植え替えたミニトマトの誘引を増やします。
ミニトマトは夏休みに観察日記を付けて提出する宿題があります。

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下の葉はハダニにやられて撤去しました。
最近はやっと根付いて調子が出てきました。

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新しい実も付き始めたのですが、実の成る側に支柱を立ててしまう古典的ミスをしていました。
後の祭りです。

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あとは野となれ山となれ!
天気はどうしようもありません。
台風で折れてしまったなら、それも長女にとっては勉強です。

まぁ、世話をしてるのは99.9%僕なんですけど

激しい雨が降って来た午後からは、かねてから長女と約束していたプラバン作りです。

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プラバンは、オーブンで焼くと縮むプラスチック板です。
絵を描いて切り取って、オーブンで縮めてキーホルダー等を作ります。

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僕は乗り物好きの次女に、トラクターのプラバンキーホルダーを作ります。
モデルは不耕起直播の時のTJV983セミクロ。

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タブレットにプラバンを貼り付けて、タブレットが反応しないように軍手をしてなぞる荒業!!

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こんな感じ。

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これを更にカラーマジックで荒っぽく色塗りです。
オーブンで焼けば6分の1に縮むので、多少雑でも大丈夫。

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切り取って、キーホルダー穴も空けておきます。

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これを800wのオーブンで50秒。

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歪みなく正確に縮んでくれました。

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キーチェーンを付けて完成です。

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思いのほかペンのタッチをそのままに縮小されるので驚きました。
こりゃ誤魔化しが効かないな…
プラバンが縮む分、色が濃くなり過ぎるのも計算に入れる必要があるようです。

イセキのブルーメタリックが黒ずんでいます。

よし!明日は自分用にもっと綺麗なのを作ろう!






ブラインド・ドリラー

今日は地元の集団営農の麦田の溝掘りです

ご覧下さいこの草。


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この、何も見えない草の中にも明渠が刻んであります。

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こんなに草が生えては、目隠しで溝掘りをしているも同然です。
若社長に
「この草じゃあ綺麗に溝が掘れません。後日に出来ませんか?」
と嘆願しましたが
「来週の天気もわからない。まとまった雨が降ったら当分掘れなくなっちゃうから、今日も掘れるだけ掘ってくれ」
と却下されました。

これは、除草剤を散布してある我が社の圃場です。これが溝掘りをするのに普通の状態です。

麦田は11月の小麦播種までに、計2回の除草剤散布を行います。

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先日の隣町の集団営農は、その除草剤散布を我が社に委託しています。

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この地元の集団営農は、営農でブームスプレイヤを所有していて、自分達で除草剤散布を行います。
僕ら業者に委託するのは、なかなかの出費なのです。

機械を持っている作業なら自分達で行う。というスタイルだったのですがーー

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年々、営農の出ごとに積極的な人が減っていき、今では麦田の除草剤散布も完全に出遅れています。

これだけ晴れの続いたタイミングを逃してしまっては、どうしようもありません。
ブームスプレイヤによる除草剤散布は、草の背丈が高くなるほど難しくなるのです。

また、高齢化の進んだこの営農はブームスプレイヤのオペレーターが確保出来ていません

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ブームスプレイヤそのものは、そんなに運転の難しい機械ではないのですが、それでも普段は軽トラックしか乗らない人には簡単には乗りこなせません。
また、ブームをぶつけて折ってしまえば、修理代に30〜40万円ほどかかります。


そんなこんなで、嫌なことを先送りしているうちに、圃場の草は取り返しのつかない高さになってしまいました。

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まったく、掘りにくいったらありゃしない。
まっすぐ掘るどころか、溝に落ちて逆に荒らしてしまいます。

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トラクター・ジアスのキャビンは、やたらにエアコンが効きます。
ちょっと僕には効きすぎるくらいです。

昼休みは風通しの良い日陰で涼みます。

後輩達は、お盆中に来る台風に備えてハウスのビニールを畳んでいました。

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猫社長が涼んでいる僕に擦り寄って来ます。
久しぶりに会った気がするな。心なしか、夏毛でスリムになっていました。

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午後からは、特に湿気る圃場の溝掘りです。
いつになくとても乾いています。
盆休みに入る前に、ここだけは終わらせておいて欲しいというのが若社長の要望でした。

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予定していた圃場が終わる寸前、溝掘り機の不調を感じて確認してみると、ドリルシャフトの先端が外れて抜けているではありませんか!

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※これが通常の状態です

いつの間に落とした!なんか掘りが浅いと思ったんだ!

ボルトが摩耗していたのでしょう。
圃場に落としたのは間違いありません。溝を掘った順序に一生懸命探します。


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若社長にも連絡を入れて2人で1時間近く探しましたが、圃場が草だらけでまったく見つかりませんでした。

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「こりゃ見付かんないわ。諦めよう」
と若社長が切り出しました。

盆休み前の最後の最後に、やるせないトラブルを起こしてどっと疲れた1日でした。
未練が残るのぅグスン。

















イノック・アーデンの孤独

久々の土曜日出勤

月曜からの盆休みの調整の為です。
今日もジアスで地元の麦田の溝掘り。

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整備してもらった溝掘り機の調子も段々と掴めて来ました。

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ちょっと枯れ草が巻き付くなぁ〜!
草の枯れがまだ甘いようです。

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今日も猛暑日です。10時の段階ですでに34℃

少し歩いて、コンビニ跡の野菜直売所にある自販機を目指します。
仕事するにはもったいないような青空。

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田んぼ横の蓮根田には、大きな蓮の葉が茂っています。
日傘になりそうな立派な葉。蓮根田の葉の影は涼しそうです。

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僕もこの仕事に就くまでは

「水の張った田んぼって涼しそう」

と漠然と思っていました。

実際に入ってみると、湿気と照り返しで猛烈に暑く、まったくサウナそのものです。

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昼に会社に戻ると、後輩達がブロッコリー用のセルに土を詰めていました

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盆休み明けに、ブロッコリーの種まきがあります。
種まきでは、午前中のうちに全ての作業を終えてハウスに並べなければいけません。
その為に床土をあらかじめ詰めておくのです。

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午後からの溝掘りに出掛けると、用水のフェンスに大量のアマサギが待機していました。
なかなか壮観です。

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アマサギが
「はよう溝を掘れ。餌をよこせ」と言っているよう。


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トラクターの中ではラジオを聴いています、
今日は土曜日なので、ラジオ番組が平日と異なります。
TBSラジオの『ラジオシアター〜文学の扉〜』
という番組が流れました。
初めて聴く番組でしたが、どうやら様々な文学作品を朗読してくれる番組のようでした。

今週の物語はイギリスの物語誌『イノック・アーデン』でした


船乗りのイノックは、親友のフィリップと共に幼馴染のアニーに想いを寄せていました。
後に、イノックはアニーと結ばれ子供にも恵まれます。
イノックは家族を養う為に長い航海に出掛けますが、船は難破。
無人島に流れ着いた彼は、13年後にようやくアニー達家族のもとへ帰って来ます。

しかし、イノックを待っていたのは、彼が海で死んだと諦めてフィリップと再婚したアニーと、フィリップを本当の父のように慕う子供達でした。

イノックは、影から自分の家族をひっそりと見守りながら、やがて病に伏して孤独に一生を終えます。

何ですかこの話……。あんまりなんですけど!

トラクターの中で少し鬱になりました。

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昨日から強い風が吹いています。
台風がゆっくりと近づいているようです。

盆前にブロッコリー用の育苗ハウスのビニールを張る予定でしたが、完全に狂ってしまいました。
来週の事を言っただけで鬼が笑いそうな気候。
精一杯備えたら、あとは出たとこ勝負です。




スプレイヤ・砂水混入事変

営農の麦田除草剤散布、2日目です

残りの散布面積は4ha弱。
すっきりとした晴れに、朝のうちはまったくの無風。
絶好の散布日和です。

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しかし、朝一番の圃場にアルミブリッジを掛ける時に、溝に落ちて左足が水没しました。
朝から激萎えです。

あまりの暑さに長靴を嫌ってスニーカーでいたのが災いしました。
ズボラって良くないなぁ。

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「何だよこの草!何も見えないじゃないか!何とかしろよ!」
と思いましたが、僕が草を何とかしに来たんでした。

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ところで、後輩のスプレイヤが昨日から不調です

ノズルが頻繁に詰まって仕事になりません。
昨日から合計11回も詰まっています。

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これには、やむにやまれぬ事情がありました

この営農の麦田除草剤散布は、営農役員さんがタンクで水を供給してくれます。
例年は水道の綺麗な水を供給してくれていましたが、今年から用水の水をエンジンポンプで汲み上げて持ってくるようになったのです。

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その用水の水を、例年の水道水と同じようにエンジンポンプで直接スプレイヤに送ってくれた物ですから、フィルターを通さない砂水がスプレイヤに入ってしまいました。
気付いた時には後の祭りでした。

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結局後輩のスプレイヤは、全てのノズルを分解掃除する事になりました

リバースノズルの片方だけでも54個のノズルが付いています。
早くて2時間はかかります。
昼までに完了すれば御の字。

僕は後輩の分まで急いで散布します。

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後輩の犠牲を無駄にしない為、僕は今日はスプレイヤのジェットポンプを使って水を汲みます。

ジェットポンプは、スプレイヤのポンプ動力で水を汲む装置です。
スプレイヤの水を呼び水にします。
これなら、エンジンポンプより出力が遥かに小さいうえに、水の一部がフィルターを経由するので、砂の混入を減らせます。

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昼休み寸前に、後輩のスプレイヤの掃除が完了しました。

2時間以上、四苦八苦している後輩を見て営農役員さん達も
「いやぁ。汚い水を汲んでしまって悪かったなぁ」
と言ってくれました。

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会社で掃除してから現場に来るのではなく、わざわざ現場でノズル掃除をしたのは、こういう目的もありました。

お客さんである営農役員さん達に、
「悪い水を汲むとこういうトラブルが起こる」
と言うのを知ってもらう為です。

僕のような若造が、父親と同じ年代の(兼業とはいえ)農家さん達に、いくら理屈を説いても失礼なだけです。
目の前で実際に見てもらうしかないのです。

後輩には炎天下で暑い思いをさせました。

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先週、圃場の凸凹を直す為に耕耘して鎮圧した場所は、かなり良い仕上がりになっていました。
願わくば、あと1週間草が生えるのを待ちたかったです。
除草剤の効果は今ひとつになるでしょう。


午後の2時過ぎに、散布が完了しました

中途半端は時間ですが、若社長が心配しているかも知れません。
とっとと会社に帰ります。

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会社に帰ると、修理に出していた溝掘り機とジアスが戻っていました。
定時まで時間があるので、溝掘りに出かけました。

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ヒッチとユニバーサルジョイントも交換され

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ドリルシャフトのベアリングと

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ジョイントのベアリングも交換して貰いました。

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ドリルの反転の不調は、やはりケーブルの断線だったそうです。

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これならバッチリだぜ!

と喜んだのもつかの間。
そこら中ガタガタだった『クセ』が直って、使い味が変わってしまいました。
なんか、思ってたんと違う……
溝掘りは甘くないなぁーー。




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タケトラそう

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