郊外農業

稲刈りだよ全員集合

台風が迫っています

今の所調子の良い大豆も、倒れてしまうのでしょうか。

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ブロッコリーは台風を乗り切れるのでしょうか。

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昨日の予定ではブロッコリーの育苗ハウスのビニールを半日かけて畳む予定でしたが、迷った末に取り止めになりました。

ビニールハウス4棟のビニールを畳むには、コンバイン2台の稲刈りを半日止めないといけません。
そうなると、今やっている地区の稲刈りが今日中に終わらなくなるのです。

ライスセンターを委託している協力業者は日曜休み。
農協のカントリーエレベーターは月曜休み。
この地区は協力業者のライスセンターとカントリーエレベーター、それぞれ搬入先の違うお客さんが混在しています。

明日の土曜日が台風なら、両方のライスセンターに籾搬入出来るのは今日しかないのです。

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ここは、畑を横断しないとコンバインが入れない圃場です

コンバインのクローラの幅ギリギリに作物が植わっていて非常に辛い。
右側のマルチは、一応踏んでも大丈夫なようです。

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田んぼの中に入ると、しっかり倒伏してました。
うーん。圃場が乾いてるのが救いです。

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次の圃場も、やや倒伏しています。
これは、この田んぼのお客さんの肥料のスタイルでしょう。

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「田んぼなんて皆同じ」

稲作屋ではない人は、そう思うかも知れません。
しかし、耕耘や田植えを僕らが行ったお客さんの田んぼでも、管理している人によってかなり個性が出ます。


6条コンバインが4台稼働しているので、お客さんの田んぼは午前中に刈り終えました

残りは自社の田んぼ。
田んぼの中に落とし物がありました。

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この枝は違いますが、大きな台風のあった年の稲刈りは、田んぼの中に色んな物が落ちています。

住宅地では、工場のトタン波板なんかが多く、その次に多いのがカーポートの屋根。
一昨年の稲刈りでは『ゴミを捨てないで』の看板をコンバインで刈りかかった事がありました。

しかし、この地区は今年も草が多いなぁ

水枯れが酷くて、水稲除草剤がろくに効きませんでした。
1反4000円近い薬が効かないとなると、一体何をしてるのか分からなくなります。


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4台のコンバインがそれぞれ別の場所から始めた稲刈りも、最終では中央に集まって来ます。

最後の圃場で、若社長の稲刈りしている圃場に僕が参戦すると、後ろから副社長も続きました

たった17aの圃場にJAPANが3台。
何故最終には、1枚の圃場に皆集まるのか?
答えは決まっています。寂しいからです

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台風の養生を諦めてコンバイン4台で敢行した稲刈り。
おかげでこの地区を終える事が出来ました。
これで稲刈りもやっと半分です。

あとは心配なのが台風。
あんまり強く吹かないで〜。







つながってるよイセキ

今日は隣町の集団営農に稲刈りに来ています


朝1番から長わら残し依頼の圃場に取り掛かります。
『東西を6m刈って、残りの42mを10列長わら残し』
と、かなり細かい指定がありますが、確実に使う量を計算してくれているので、誠実で有難いです。

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この営農の稲刈りの残りはおよそ13ha。
6条コンバイン4台で来ているので、明日には問題なく終わるでしょう。


ところで、大きい圃場の稲刈りで微妙に面倒くさいのがーー

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流れ苗やひとり生えです

条からはみ出した場所で実っていて、コンバインで刈り損ねてしまうのです。
これらを無理をして刈ろうとすると、杭やコンクリートにぶつかったり思わぬトラブルを生みます。

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そういった危険があるので、自社の田んぼは夏の畦畔除草で流れ苗は枯らしてしまいます。
しかし、流れ苗とはいえ『お米を枯らすなどとんでもない!』と思うお客さんが大多数。
大きい圃場の流れ苗を全部回収するのは骨が折れます。

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集団営農のお昼は、各稲刈りチームごとに好きに昼食を食べます。
先週はコンビニ弁当を食べていました。
他のチームが食べていた『ほっともっと』のお弁当が大変評判が良いので、僕のチームも頼んでみる事にしました。

何これ!めっちゃ選べるがや!幸せ!

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店舗に電話して弁当を頼んでおけば、指定した時間に取りに行くだけです。
お米も美味しく、野菜もしっかりしていて大満足でした。

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さぁ午後からも頑張るぞー!

と思ったのも束の間。どうにも刈り取り部から異音がするので原因を探ると、カバーの中でバリカンのクランクベアリングが壊れていました。

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あーこれもう完全に駄目なヤツです。
ケースカバーの中でこんな事になっていようとは

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イセキの救援を要請しました。
お世話になっているイセキ営業所の工場長が、会社で部品を調達して持ってきてくれるそうです。

ラインで故障個所の写真と、位置情報を送っておきました。
ラインって便利だなぁ。副社長も早くガラケー止めてスマホにしてくれないかなぁ。

昼イチで救援要請から、待つ事1時間

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工場長が来てくれました。
「いや〜結構ドライブしたわ〜」
と牽制の嫌味ジャブを貰いました。
ありがとうございます。

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修理そのものは10分足らずで終わりました。
工場長は「社長のコンバインの様子を見がてら帰る」と去って行きました。
農機屋さんってホントに大変な仕事。

遅れを取り戻すべく全力で稲刈りします

まぁどう慌てても1時間のロスは取り戻せないのですが、気持ちだけは込めます。

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少し離れた圃場で若社長が刈っています。
若社長が見ています。弱気になってはいられません。

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そこから、時間いっぱいまで刈り進めました

4時を過ぎると、西日が低くなって視界は最悪。
強い影のコントラストが目を焼きます。

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最後に20aを刈り終えた所で時間切れ。
ベストは尽くせましたが、不完全燃焼の否めない1日でした。
あ〜あ。



コメ離れが身に沁みて

朝方に降った雨で、本日は稲刈りが出来ません

昨日社長に
「雨が降ってたら休みな」
と言われていました。
残念な事に、通勤時間にほ雨が降っていません。
がっかりしながら出社すると、従業員の半数は休みでした。

くそっ!やられた!

今日は年貢米配りです。
先日、後輩達が配っていた残りが7件。急な雨に対応出来るようにシートを完備して出発。

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年貢米とは、地主さんに借りている田んぼの賃料として、地主さんに払うお米です。
各地域それぞれに呼び方が異なりますが、うちでは『年貢米』と呼びます。



僕らのような稲作請負業者が作業をする田んぼには、大きく分けて二種類の田んぼがあります。

すなわち作業委託全面委託です。

作業委託とは

  1. お客さんに頼まれて
  2. お客さんの田んぼを
  3. 耕耘・代かき・田植え・稲刈り等
する田んぼです。
あくまで名義はお客さん。管理もお客さんで、収穫したお米もお客さんの物です。
我々、稲作請負業者はお客さんから作業代金を頂きます。

対して全面委託とは

  1. 地主さんから預かった田んぼで
  2. 我が社のお米を作ります
収穫したお米は我が社の物です。管理も我が社が行います。
地主さんには土地の賃料として、面積に応じたお米を払います。


耕耘・代かき・田植え・稲刈り。
行っている作業はまったく同じでも、それぞれは対極にあります。


地図を片手に、古くて狭い集落を歩きます
年に一度しか尋ねない上に、古い農村の集落は同じ名字の人が密集しています。

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各地主さんは、(当たり前ですが)元々が農家さんばかりです。
大体は納屋を持っていて、お米を冷蔵保存する為のライスストッカーを所有している人も多いです。

ここ数年は、年貢米を収納する為にライスストッカーを開けさせて貰うと、去年の年貢米がまだ残っている地主さんも増えて来ました。
夫婦、もしく単身で暮らしているお年寄りには、年貢米もとても消費しきれないのです。

お米が御馳走だった時代も、今は昔。
そもそもお米を食べる人が減りました。
加えて、低糖質・炭水化物制限のブームで、真っ先に悪者にされるのはお米。

誤解です!お米は食べてもそんなに太りません!

食べたら太るのは……パンだっ!!



社長が見てるぞ!

今日は隣町の自社の田んぼを刈りに来ました


残念ながら、今年のお米の出来はイマイチです。
昨年も猛暑と台風で不作の年でした。
今年は猛暑と日照不足かなぁ……

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何だか、暑さにお米が着いていけてないように感じます。
草ばかり強くていけません。

例年ならフレキシブルコンテナ3本採れる田んぼが2本半。

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この地域は、住宅地の中の田園地帯。
貫く県道にはひっきりなしに車が通ります。

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刈るのは簡単。ただ、籾の排出と移動が気を遣います。
コンバインは大きい道を堂々と走る事は出来ません。

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田んぼが乾いていて道路を汚さないのは幸いでした。
しかし、次の田んぼへの道が社長の稲刈りチームて塞がれています。

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仕方ないので大きく迂回。

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この圃場、右が営農で左が自社の田んぼです

いくらなんでも境界が分からなすぎて、軽く足で踏み分けておきます。

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ここでも非常に困るのが、籾車の置き場所です。

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西の新興住宅地から県道に抜けるために、農道を通る車の多い事多い事。

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「ここは農道だぞ!農作業者優先だ!」
なんて議論は、不毛です。
地主さんやお客さんから依頼を受けているとはいえ、どちらかというと僕らの方がよそ者。
時は金なり。農繁期の時は黄金なり。
揉めても時間の無駄です。車が来たら「すんませ〜ん」と言ってとっとと退かすのが1番です。


次の田んぼには恐ろしいトラップが隠れていました。

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コンクリート柵版に物騒なハチの巣。
すかさず助手のおじいちゃん達に近寄らないように知らせておきます。

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最後の圃場を刈っていると、隣に社長が入りました。

社長は、周りに人がいるとシャカリキにスピードを上げる男です。

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特に、隣に一番弟子の僕がいるとなるとハリキリマックス。
秒速2.1mくらいの全速で刈っています。

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そんな社長を横目に、僕も全速で刈り終えました。
昔は僕がコンバインに乗るたびに小言を言ってきた社長も、気がつけば何も言わなくなりました。

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それは僕にとっては、嬉しくあり、寂しくもあります。
自分以外の誰も認めず、いつも尖っていた社長が、今更しおらしい年寄りになろうなんてズルいですよ!
僕の愛する社長は、ずって尖ってて!

負けっぱなしのビクトリーライス

今日は、直播田の稲刈りにやって来ました!

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直播とは、苗を田植えせずに、種籾を直接田んぼに播く農法です。

苗を使わないので田植え機も要らずに、田植えの農繁期よりも早い時期に行える低コストなコメ作り。

愛知県西部で盛んに行われているのは、
乾田直播の一種『不耕起V溝直播』です。

※今年の始めの画像です。
耕耘して鎮圧された乾田に播種を行います。

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鳥に食べられるのを防ぐ為に、忌避剤で着色された種籾と窒素オンリーの専用肥料。

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これをトラクターで担いだ播種機で播種します。

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V字に切られた溝に、種籾と肥料が入ります。

種籾が肥料と長期間触れるので、肥料は窒素のみ。
リン酸・カリが入ると種籾が腐ってしまうそうです。

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播種の後、種籾が発芽する寸前にラウンドアップと雑草発芽抑制の除草剤を散布します。

と、そんな省力極まる不耕起V溝直播ですが、弱点も多いです

  • 除草剤ありきの農法
  • 苗の移植ではないので分けつが少なく、収量が低い
  • 窒素しか入れないので、そのままでは地力が落ちる

そして、とにかく草が生えます!

通常の移植の稲作では、田植えまでに時期を分けて耕耘3回に代かき1回行うのに対して直播は、ひと時に播種まで行ってしまうのでどうしても草が多くなります。
また、基本的に乾く田んぼに播種するので水を切らしやすいのです。

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我が社は湿田地帯のオペレーター。それでも乾く圃場には転作小麦を作っています。
直播をしているのは、ほんの5ha程度です。
周りの田んぼも直播を行っている地域に合わせるようにして作っています。

ちょうど隣の直播圃場を、違う米農家さんが稲刈りしていました。

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何年もサーフロータリーの浅起こしだけの田んぼは、麦田よりもカチカチ。
2回も水稲除草剤を散布してるのに、乾き過ぎて草を枯らせませんでした。
10aで3000円の薬を2回です。農機も人件費もかかります。
これじゃコストカットになりゃしない。
収量も、年々下がって来ました。

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この地域も、会社から15km程の距離があります

今日もコンビニ弁当で休憩。
サラダも買ったんですが、ドレッシングを買い忘れました。
ドレッシングなしのサラダの千切りキャベツはモソモソで、虫になった気分でした。

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休憩中にコンバインのドアを開け放っておいたせいで、キャビンにカトンボが侵入。
稲刈り中にコイツが暴れると、軽くパニックになります。

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この田んぼでは、地主さんの長わら残し依頼。

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サクッと刈り終えた所で、反対方向から稲刈りをしている副社長から「自分の持ち場が終わったから帰る」と連絡がありました。

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僕も最後の圃場を刈り終えて、コンバインを掃除と注油です

注油中に脱穀機の後ろからの異音に気付きました。
次の稲刈りまで間があるので、また診て貰います。

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この地域の直播田は、うちも他所もあまり綺麗な田んぼが見受けられません。
省力・コストカット。
そんな魅力的な言葉と上手く付き合っていく強さを、僕らは持てるんでしょうか?

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