郊外農業

線路を越えて

朝から土場でコンバイン掃除

昨日の稲刈り終わりの注油で、刈り取り部から異音がしたので掃除がてら見ています。

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かき込みのラグのチェーンが緩みきっていました

たまにギアに乗り上げて引っかかっていたんですね。
チェーン張りを締めて調整。
今シーズンの稲刈りもあと少し。頑張ってくだされHJ6123 。

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稲刈りは最終局面です

駅そば住宅地の狭小田エリアの平均サイズは4a。
もっとも気を遣うのは、道路掃除と洗濯物です。

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11月のこの時期は、稲刈りも凄まじいホコリが立ちます。
田んぼ隣の庭先に洗濯物を干している住宅には、インターホンを押して

「すいません。今から隣の田んぼを刈らせて貰いたいんですけど、洗濯物にホコリが付くといけないので、少しの間避難させて頂けないでしょうか」

と頼みに行きます。

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この地域も、年々住宅が増えて来ました。
田んぼがあるから作っているだけです。手間の割に総面積は非常に少なく効率も悪い地域です。
田んぼがあるなら守るだけ。埋められて無くなりゃそれも良しです。

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圃場の中では秒速2.06mで刈っていますが、道路を移動する時は秒速1.3mのゆっくりです。
早く走るとクローラの泥が落ちて道路が汚れるのです。

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駅前田んぼにはゴミが多い

空き缶、ペットボトルはもちろん、ここには傘が落ちていました。
これは台風で飛ばされたのかな。
公園のそばなんかでは、よくボールが落ちています。
田んぼに落ちたくらいで諦めんなよ!
ボールは友達(死語)だろ!


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無人駅を挟んだ線路の南側は全て刈り終えました

踏切を渡って線路の北側へ。
コンバインでの踏切待ちは、なかなかシュールです。

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3時を過ぎて傾き始めた太陽。
太陽が低くなると稲刈りがしにくくなって嫌です。
真横からの日差しが光のコントラストを強めて、影が何も見えなくなるんです。


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ぬぁー!なんだよココ!毎年こうだ!

田植え機で植えた後を、端までさらに2条手植えしてありました。
これはコンバインでは刈れません。
手刈りです。
手刈り分は別料金が請求出来たらいいのに!と思いますが、そういう訳にもいかないのです。

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エリアの西から攻めていた若社長のHJ6120が、隣の圃場に入りました。
僕と若社長、それぞれが入っている圃場を刈り終わってこのエリアはクリアです。

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明日は、点在する直播圃場の稲刈りです。
もち米以外は明日で終わるかな。







郊外農業あしたはどっちだ

住宅地の稲刈り3日目です

連日の雨で湿田なのもさる事ながら、とにかく圃場が小さい!
あっという間に刈り終わって、すぐに移動。
稲刈りそのものよりも道路掃除の方が時間がかかるくらいです。

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どこもかしこもこんな具合です。
車体高をいっぱい上げないとコンバインの股下を擦るくらいです。

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これが今日のルートです。
泥に汚れたコンバインの足回りでは、これだけの経路を汚すのもヒンシュク物。

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どの田んぼも一反に満たない狭小田ばかりです。
これは3a。

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こっちは3.3a

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ここで5.3a。あ~もう狭い!

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12枚刈り終わってこの地域はクリア。ここから国道を挟んだ南へ向かいます。
積載車にコンバインを載せて、経路をざっと掃除します。

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南へ移動してから田んぼにコンバインを入れた所で、先程の地域で道路掃除をしている籾運び助手のおじいちゃんから電話がありました。
先程刈った田んぼの入り口の前の家の人が

「道路の泥汚れを水洗いしろ!」

と怒っているそうでした。
田んぼ前の道路は、農道なのか生活道路なのかすこぶるグレー。
スコップと箒の掃除では足りなかったようです。

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住宅地の稲作には、往々にしてこういう事があります。
コンバインを田んぼに放置して、会社に水を取りに行く事になりました。
会社まで片道20分。

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除草剤散布用の動力噴霧器に水を入れて持っていきます。
真水200リットルもあれば足りるでしょう。
デッキブラシも持っていきます。

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助手のおじいちゃんと合流して、3人で30分かけてアスファルトを掃除しました。
一反に満たない田んぼの出口掃除に、1時間半のロス。
1時間半あれば狭小田でも30a分くらい刈れたなぁ。

コンバインの元に戻って、そこから20a程刈りました。

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何ともやりきれない疲れを残して、今日の稲刈りは終了しました。

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うるさい・ほこりっぽい・汚す
稲作は、こうも人々から疎まれる存在なのかと思うと悲しくなります。
年々仕事がやり辛くなって来ました。
郊外農業、明日はどっちだ。

令和たぬき合戦ポンポコ

尋常じゃない霧の朝

愛知県西部は、早朝から濃い霧に包まれていました。

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霧の粒が大量の朝露になって、稲から道路からベタベタに濡らしています。
当分稲刈りは出来そうもありません。
土場で、先日の最終でやりそびれたコンバイン掃除とチェーンの注油を済ませます。

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ちょっと刈り取り部の部品を追加。
このコンバイン、HJ6123は、納車から半シーズンだけ副社長が乗って「乗りにくい!」と僕に回ってきた物です。

副社長の手によって、メンテナンスに邪魔な部品は全て取り払い済みです。
しかし、たまに外してはマズイ部品も外してトラブルを起こす事があります。
今回は過去に外されたスターホイールの巻き付き防止ガイドを取り付けました。

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掃除を終わらせて、これまた先日に地主さんに頂いた名古屋銘菓『なごやん』を食べました。
生まれも育ちも尾張一宮の僕でも、食べるのは初めてです。
なんというか……普通のおまんじゅうの味!
ブラックコーヒーと、とても合います。

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現場に着いてもなかなか稲は乾かず、稲刈りを始めたのは10時半からでした。

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雨でグチャグチャ。思えば昨日の雨も結構な量が降りました。
クローラの泥を掻き出してから圃場を上がります。

籾運び兼助手の二人には入念な道路掃除を頼んで、ひとり次の圃場へ向かいました。

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午後からの1枚目はお客さんの田んぼ。
コンクリートそばまてギッチリ手植えされています。これは機械では刈れません。
去年はコンバインで無理に刈ろうとしてステップをコンクリート杭にぶつけました。

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助手のおっちゃんと2人で手刈り。1条を30m程度と言っても結構な量があります。
うーん捗らない。余分な仕事だなぁ。

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次の圃場もドロドロ湿田。
ここまでドロドロだと、もう諦めの境地です。

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今度は大きなヒレタゴボウの生えた圃場

とりあえず1人で草を取りながら刈ります。大物のヒレタゴボウさえ片付ければ、あとは楽に刈れました。

しかしおかしいな。ここも除草剤散布したと思ったけどなぁ。
ヒレタゴボウがこのサイズまで育つって事は、散布し忘れたのかな。

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最後の圃場には狸が潜んでいました

寸での所でコンバインで轢かずに済んだのは幸いでした。
例年なら地元で数組は見ますが、今年は見かけませんでした。

この田んぼは地元よりもかなり住宅地にある田んぼです。
狸って意外とどこにでもいるのだな、と関心しました。

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最後の圃場を刈り終えて今日は終了。
スタートが遅かった分、全部で9枚しか刈れませんでした。

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明日は朝から刈れるかな。
いい加減稲刈りも飽き飽きして来ました。





住宅地ドロドロ手刈り強化週間

ブラボー!!北の住宅地の稲刈りにやって来ました!

やりにくいったらやりにくい。
狭い道路に狭い圃場。

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ここはちょっと大きい田んぼじゃない?
と、思うかも知れません。
およそ20aあるんですがーー

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なんと6件入ってます!

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それぞれを刈り分けて、その都度べつのフレコンに排出。
効率もへったくれもありません。
100ha越えの大規模稲作と言っても、こういう圃場も切り捨てられないのが現状。

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『いい田んぼは欲しいけど、効率の悪い田んぼは結構です』
そんな都合の良い事を言っている稲作屋に、チャンスは巡って来ないのです。

それにしても、今年の住宅地田んぼはグッチャグチャ

いくら何でも雨が降り過ぎたんですね。
ここまで酷いのは何年ぶりでしょう。

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何度か書いていますが、周りが埋め立てられてポツンと残った田んぼは湿田になりやすいです。
建物の影で乾かない、排水路がおざなりにされる等の原因がありますが、もうひとつ
周りがアスファルトとコンクリートだらけで、雨水の染みる場所がないのです。
大雨が降ると、周辺の多くの水が田んぼに流れ落ちます。

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午後からは、やっと少し良い田んぼ。
倒伏なしで圃場も固く、13a程度あります。
不思議なもので、住宅地の狭小田んぼ群の中にいると13aも相当大きく感じます。

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喜んで刈っていたのも束の間……

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コンバインのバリカンが割れました。丁度寿命だったんです。
去年交換してもらってから200時間以上経過しています。
イセキの工場長に来てもらいました。

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工場長から位置情報を送ってくれとラインで言われて、送るとすぐに駆けつけてくれました。
便利な時代になったものです。
昔は電話口で田んぼの現在地を伝えるのはとても大変でした。

だって、みんな田んぼはなんですもん!

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凄腕の工場長にあっという間にバリカン交換をして貰いました。
(YouTubeもブログも、身近なイセキの人達に監視されているので、滅多な事は言えません。ノーイセキ・ノーライフ!)

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その後の狭小田は、コンクリート端まで執念の手植え。これはコンバインでは刈れないので手刈りします。

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まったく…湿田を歩き過ぎて長靴がドロドロです。
こんちくしょーめ。

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本日の稲刈りは最後までドロドロ狭小湿田でした。
住宅地の為に、籾運び助手の2人は道路掃除に追われ、その間に僕が1人稲刈り。

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近隣に気を使いながら、頭を下げながら作業は続きます。
埃・騒音・泥。
近隣の住民が田んぼを疎ましく思うのは自然の流れでしょう。
憎まれず、憎まず続けていけたらなぁ。


稲刈りだよ全員集合

台風が迫っています

今の所調子の良い大豆も、倒れてしまうのでしょうか。

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ブロッコリーは台風を乗り切れるのでしょうか。

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昨日の予定ではブロッコリーの育苗ハウスのビニールを半日かけて畳む予定でしたが、迷った末に取り止めになりました。

ビニールハウス4棟のビニールを畳むには、コンバイン2台の稲刈りを半日止めないといけません。
そうなると、今やっている地区の稲刈りが今日中に終わらなくなるのです。

ライスセンターを委託している協力業者は日曜休み。
農協のカントリーエレベーターは月曜休み。
この地区は協力業者のライスセンターとカントリーエレベーター、それぞれ搬入先の違うお客さんが混在しています。

明日の土曜日が台風なら、両方のライスセンターに籾搬入出来るのは今日しかないのです。

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ここは、畑を横断しないとコンバインが入れない圃場です

コンバインのクローラの幅ギリギリに作物が植わっていて非常に辛い。
右側のマルチは、一応踏んでも大丈夫なようです。

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田んぼの中に入ると、しっかり倒伏してました。
うーん。圃場が乾いてるのが救いです。

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次の圃場も、やや倒伏しています。
これは、この田んぼのお客さんの肥料のスタイルでしょう。

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「田んぼなんて皆同じ」

稲作屋ではない人は、そう思うかも知れません。
しかし、耕耘や田植えを僕らが行ったお客さんの田んぼでも、管理している人によってかなり個性が出ます。


6条コンバインが4台稼働しているので、お客さんの田んぼは午前中に刈り終えました

残りは自社の田んぼ。
田んぼの中に落とし物がありました。

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この枝は違いますが、大きな台風のあった年の稲刈りは、田んぼの中に色んな物が落ちています。

住宅地では、工場のトタン波板なんかが多く、その次に多いのがカーポートの屋根。
一昨年の稲刈りでは『ゴミを捨てないで』の看板をコンバインで刈りかかった事がありました。

しかし、この地区は今年も草が多いなぁ

水枯れが酷くて、水稲除草剤がろくに効きませんでした。
1反4000円近い薬が効かないとなると、一体何をしてるのか分からなくなります。


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4台のコンバインがそれぞれ別の場所から始めた稲刈りも、最終では中央に集まって来ます。

最後の圃場で、若社長の稲刈りしている圃場に僕が参戦すると、後ろから副社長も続きました

たった17aの圃場にJAPANが3台。
何故最終には、1枚の圃場に皆集まるのか?
答えは決まっています。寂しいからです

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台風の養生を諦めてコンバイン4台で敢行した稲刈り。
おかげでこの地区を終える事が出来ました。
これで稲刈りもやっと半分です。

あとは心配なのが台風。
あんまり強く吹かないで〜。







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